2022年1月18日(火)、第1回 Special Lecture and Discussion “Central Eurasian Studies in East Asia and Beyond”を開催いたしました。 Dadabaev Timur教授(筑波大学人文社会系)と Akhmedova Mukaddam氏(RSI)をお迎えし、「Prepublication Seminar. “The Grass is Always Greener?” Unpacking Uzbek Migration to Japan”」と題した講演をしていただきました。

セミナーはZoomを用いたオンライン形式で行われ、参加者は本学の学生や研究者だけに留まらず他大学や研究機関からも多くお集まりいただきました。

まずDadabaev先生より Special Lecture and Discussion “Central Eurasian Studies in East Asia and Beyond”と題した本講演会シリーズについて、「この分野における最も顕著な研究成果を紹介するイベントである」とご紹介いただき、今後も1月、2月に継続して開催予定の講演への参加を呼びかけていただきました。講演では、Dadabaev先生が新たに執筆された著書についてご紹介いただきました。ウズベキスタンから日本への移民に関して、非難や迫害といった一般的な語り口から議論を転換することを目的としているというお話がありました。同書は2022年にPalgrave Macmillan社から出版される予定です。

2人目の講演者であるAkhmedova氏からは、実施した研究の方法論について詳しくご説明いただきました。データ収集の際に直面した課題を取り上げ、それを克服するための戦略、また、移民 のジェンダー的側面や、民族・宗教の役割についても言及されました。

講演後は非常に活発な質疑応答がなされ、参加者からは洞察に満ちた質問が多く寄せられました。

本講演は、移民の話題や中央ユーラシア研究に関心を持つ方々にとって、研究者との活発な対話の場となりました。

次回、本講演会シリーズ Special Lecture and Discussion “Central Eurasian Studies in East Asia and Beyond”の第2回はNGO団体 Human Rights Watch よりSultanalieva Syinat氏をお迎えし、”Reframing Non-Western Feminisms: ‘Nomadity of Being’ in the Narratives of Kyrgyzstani Women’s Rights Activists”と題した講演をしていただきます。

本講演会シリーズの模様は、manabaでなくYoutubeで公開することになりました。
以下のチャンネルよりご覧いただけます。
Tsukuba Central Eurasian Studies
https://www.youtube.com/channel/UCtgSe6atrw84WOQTyo4iUkA/videos