2025年10月16日(木)、日本・中央アジア友好協会(JACAFA)のヴルボスキ京子会長と、ヴルボスキ・サソCEO、JACAFA同窓生4名(キルギス2名、ウズベキスタン1名、ジョージア1名)が筑波大学を訪問しました。
訪問初日には、日本財団およびJACAFAの主催により、「日本ユーラシア交流フォーラム:ユーラシアにおける人材育成とイノベーション」を開催しました。フォーラムでは、JACAFA同窓生4名に加え、第6期NipCAフェローのウミルザコヴァ・ナズィムさんとスマノヴァ・ナルギザさんがそれぞれ自身の研究テーマについて発表を行い、活発な意見交換が交わされました。フォーラム終了後には、キャンパス内の筑波デミにて懇親会が開かれ、参加者同士が交流を深めました。
翌日には、先端福祉機器やロボット技術、サイバニクス技術の展示・運用を行う株式会社CYBERDYNEのスタジオとつくば市役所を見学し、最先端技術や行政の取り組みについて理解を深めました。今回の訪問を通じて、中央アジア出身の留学生同士のつながりがさらに強まり、今後、同地域の社会課題解決に貢献する有機的なネットワークの構築へと発展していくことが期待されます。
フォーラムで行われたプレゼンテーションは以下のとおりです。
- 「安全保障の言説:カザフスタンの“血の一月”に関する国家系メディアと独立系メディアの報道の比較分析」ウミルザコヴァ・ナズィム(カザフスタン、第6期NipCAフェロー、筑波大学)
- 「カザフスタンにおける“ケリン(嫁)”と“エネ(母)”の役割を模索する女性たち」スマノヴァ・ナルギザ(カザフスタン、第6期NipCAフェロー、筑波大学)
- 「Decentra:包摂的な未来のための分散型イノベーション」ファルカトフ・ファルフ(キルギス)
- 「マインドの変容:マーケティングはいかにして人間の行動を形づくってきたか」アナニアシュヴィリ・ティナティン(ジョージア)
- 「ユーラシアにおける代替的紛争解決への関心の高まり」ホルマトフ・ディルムロド(ウズベキスタン)
- 「中央アジアにおけるスタートアップとインパクト投資の発展」エミルベコヴァ・サルキナイ(キルギス)