海外インターンシップ レポート【キルギス】
2025/2/23-2025/3/24

応用理工学類2年 毛利嘉宏

キルギス共和国の首都ビシュケクにある、キルギス共和国日本人材開発センター(KRJC)で一ヶ月間のインターンシップに参加しました。

まずは、KRJCについての紹介です。KRJCは三つの部門に分かれています。一つ目は、日本式経営の育成や日本/キルギス間のビジネス交流の推進・支援を担うビジネス部門、二つ目は、日本文化を広める相互交流部門、三つ目は、日本語教育を行う日本語部門です。他大学から参加しているインターン生の大半は、二つ目の相互交流部門に所属していましたが、私はビジネス部門での仕事に従事しました。

私が関わった仕事内容は、キルギスへの暖房設備導入に関することでした。キルギスの暖房設備は、主に石炭が使われているため、深刻な空気汚染が問題になっています。世界的な地球温暖化問題にも関係してくることでもあり、キルギス国内の対応策の一つとして、日本の暖房設備を導入する話があります。しかし、一度に多くの日本の設備を取り入れることは難しいので、今、試験的導入を実施する動きがあります。ただ、導入するにあたり、暖房施設を製造している日本側企業と、暖房設備を管理する現地キルギス側企業との連携・連絡がうまくいっていないのが現状です。その主な理由として、キルギス側からの情報に曖昧なものが多いということが挙げられます。なので、キルギス側からの情報をしっかりと調査して、日本側に伝える、というのが今回の仕事内容でした。

 

具体的な仕事内容としては、試験的導入予定地の学校等に実際に赴き、暖房に関する様々な質問や写真撮影を現地で行い、日本の製品を入れる上で必要な情報を集めていくということでした。そして、それを調査のレポートとしてまとめました。

その他の仕事内容として、日本式経営についてのイベントや、日本語を使用するイベント・ミーティングにも出席しました。帰国前には、KRJCの内部で、自身が関わった仕事内容に関するプレゼンテーションも行いました。

今回のインターンシップでは、自分の専門を生かした仕事をすることができたので、とても貴重な経験をすることができました。また、多方面で活躍する日本人の方々や他のインターン生とのつながりもでき、将来を考える上での様々な選択肢を知ることができました。

 

【会場からの質問】
キルギスへの暖房設備導入に関して、キルギス側からのデータが曖昧だという事ですが、具体的にどのようなことが曖昧なのか教えてください。

【毛利さんの回答】
例えば、暖房設備に関連するさまざまな数値が重要になります。しかし、その情報を現地の人に尋ねても、単位が書いていない値が返ってきたり、返答者を変えると違う値が出てきたりしました。しかも、実際に現場に行って機器の表示を確認したら、さらに違う値が表示されていたりもしました。

その曖昧な情報への対処方法として、例えば既存の石炭の暖房設備における石炭の消費量を計算することで、ある程度の推測が可能になりました。また、部屋の広さや建物の規模、人数からも、ある程度数値を推測することができました。

 

(レポート・資料は、2025年4月17日(木)開催の留学報告会より)