筑波大学NipCAプロジェクトでは、この度、中央アジア・コーカサス地域の文化とSDGsへの理解促進のため、オンラインによる第1回中央アジア・コーカサス映画上映会を開催することになりました。

これまで全6回開催してきたオンラインによるロシア・中央アジア映画上映会を引き継ぎ、新たな枠組みによって当該地域の映画を紹介していきます。第1回目となる今回は、カザフスタンで製作されたアイスルタン・セイトフ監督の映画『逃げろ』(2022年)を上映します。

『逃げろ』は1931年11月のカザフスタン東南部のある村を舞台にしています。ホロドモール(大飢饉)に見舞われた村では食料が尽きかけ、餓死者が続出します。そこで、道に詳しい墓掘り人のイサタイに白羽の矢が立ち、荷馬車で4日かかる近くの街まで、援助を求めていくことになります。ところが周囲の村も飢饉に見舞われ、その道中は彼にとって、逃げ出したくなるような恐ろしい旅の始まりとなるのでした。

今回の上映会では、事前にそれぞれ中央アジア映画とカザフ音楽に詳しいふたりの専門家にレクチャーをお願いし、映画の背景を解説していただきます。

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上映作品:アイスルタン・セイトフ『逃げろ』(2022年、120分)
カザフ語・ロシア語/日本語字幕付き

日時:令和7年3月21日(金)19:00〜22:00

19:00 Zoom開場  ※お早めにお入りください
19:15 作品解説 梶山祐治(筑波大学准教授)
「映画で歴史の暗部を描くこと─中央アジア映画で描かれる〈ソ連〉─」
ゲストコメント解説 東田範子(武蔵野音楽大学非常勤講師)
19:55 上映会場開場(Vimeoへ移動)
20:00 アイスルタン・セイトフ『逃げろ』(120分)上映(〜22:00)

※初めにZoomで作品解説を行なった後、Vimeoへ移動します。
ご案内は、「上映会場開場」時にいたします。

会場:オンライン (Zoom、Vimeo)
対象:本学学生、本学教職員、一般

申込方法:本映画上映会は Zoom を使用します。
下記申込フォームにて参加登録をすると、どなたでも無料でご参加いただけます。
ご登録後、上映会前1か月を目処に、Zoom へ入室するための URLをお送りいたします。
※当日、Zoomが繋がらないなどの相談は受けられませんので予めご了承ください。

<申込フォーム>(定員500名)
https://forms.gle/o8QmT3p9Ji5QzoYQA

主催:筑波大学「日本財団 中央アジア・日本人材育成プロジェクト (NipCA)」
協力:D6モーション・ピクチャーズ、JACAFA財団、筑波大学 国際局、学生部、グローバルコミュニケーション教育センター社会貢献委員会、 スーパーグローバル大学事業推進室、グローバル⁺リーダーシップ教育プログラム、人文・文化学群、社会・国際学群

問合せ:NipCAプロジェクト担当事務室
TEL: 029-853-4251 / Email: info[at]genis.jinsha.tsukuba.ac.jp ※[at]は@に置き換えてください
Website: https://centralasia.jinsha.tsukuba.ac.jp/