トゥルスナリエヴァ アジャル
北海道大学のキャンパスに一歩足を踏み入れると、まるで生きている歴史の本の中を歩いているようです。大学の広大な敷地には、伝統的な建築と近代的な建築が混在し、過去と現在がシームレスに融合しているようです。それにもかかわらず、大学は札幌の街の雰囲気に完璧に溶け込んでおり、施設の建物は地域の都市生活の一部として機能しています。1876年に設立された北海道大学は、日本で最も古く、規模が大きく、権威ある大学のひとつです。大学ツアーでは、大学の売店、カフェテリア、キャンパス、北海道大学総合博物館を見学することができました。このレポートでは、訪問中に得られた経験と洞察について詳しく説明します。
私たちがまず注目したのは、時の試練に耐えてきた歴史的建造物の存在です。たとえば、北海道大学総合博物館は、大学に関する知識のコレクションを表すだけでなく、大学の豊かな伝統と長年にわたる進化を象徴する独特の建築様式の証でもあります。
北海道大学校舎
エルムツリー通りとして知られる北海道大学の入口と大学売店は、キャンパス体験の重要な一部です。エルムツリー通りは、歓迎と敬意を表する雰囲気を醸し出し、大学売店では、北海道大学に必要な商品を提供し、利便性を高めています。また、すべての訪問者のための情報の中心地、拠点として認識され、大学生活に欠かせない幅広い商品とサービスを提供しています。学術用品だけでなく、アパレル、アクセサリー、お土産など、大学ブランドの商品も購入できます。さらに、この店ではお菓子、飲料、ミルクアイスクリームなどの食品も販売しており、大学コミュニティにとって便利なワンストップショップとなっています。
ニレの木に囲まれた大学のキャンパスの美しさを強調したいと思います。これは大学のメインシンボルであり、定期的な手入れと保全活動によって、ニレの木の健康と美しさを保つ努力がなされています。知識と教育に満ちた場所が自然と環境の持続可能性に配慮していることは、本当に感動的です。さらに、緑豊かな背の高い木々の存在により、遊歩道に日陰が確保され、周囲に涼しい空気が保たれます。
北海道大学総合博物館は、大学の歴史的、科学的な遺物を保存しており、キャンパスにとって不可欠な施設です。北海道の自然や文化の歴史、そして大学の研究者たちの科学的な成果に焦点を当てた展示が行われています。この博物館の最大の特徴は、科学的成果の展示です。研究者たちは、農学、環境科学、医学など様々な分野で多大な貢献をしてきました。「少年よ、大志を抱け」をモットーに、ダイナミックで先進的な目標を掲げており、北海道大学はSDGsへの多大な貢献により、日本の高等教育に影響を与えるリストで、世界で22番目にランクされました。さらに、北極の氷河の融解に関する研究についての展示もあります。彼らは気候変動の研究や、北極グマやシカなどの地元の種の保護にも貢献しています。
サハ民族の遺物とアイヌ研究の看板
北海道大学とその博物館への訪問は、大学の学術的卓越性、研究、文化の保存への献身を理解するうえで充実した体験となりました。例えば、アイヌ民族やサハ民族といった少数民族に関する文化遺産や啓蒙活動に大学が力を入れていることがわかりました。工芸品や展示品のコレクションを通して、サハとアイヌの豊かな伝統と歴史を垣間見ることができ、彼らの文化に対する理解と認識を深めることができました。
特筆すべきは、この博物館が来館者の経験を高めるために、インタラクティブなアクティビティや実践的な学習設備を備えていたことです。これらの要素は、展示物をより魅力的で親しみやすいものにし、複雑な科学的概念を容易に理解できるようにしています。器具の扱い方を学ばなければならない手術器具(私はこの展示に30分以上費やしました)や、顕微鏡でがん細胞を観察することができました。学習が楽しく、かつ有益でした。
博物館展示の実用的な部分
全体として、北海道大学への訪問は非常に充実した経験となり、質の高い教育、研究、文化の保存に対する同大学の取り組みを理解するものとなりました。歴史と近代建築が融合したキャンパスは、学生にも研究者にも刺激的で協力的な環境を育んでいます。この新旧の融合は、キャンパスの美的魅力を高めるだけでなく、伝統への敬意と革新の受け入れを象徴しています。また、北海道の自然と文化の歴史を深く探求できる博物館も、大学の教育環境の要となっています。この場を借りて、この旅を可能にしてくれたNipCA、財団、筑波大学、SPJESプログラムに感謝の意を表したいと思います。個人的には、北海道地域についての思い出に残る時間と生涯役立つ知識を得ることができました。これが私の北海道訪問の最後でないことを祈りつつ、また次の機会に北海道を訪れ、冬の季節を楽しみたいと思います。