2020年11月20日(金)、第15回目にあたる、公開講演会シリーズ「中央ユーラシアと日本の未来」を開催しました。今回は国際児童基金(ユニセフ) 北太平洋事務所のEducation Specialistである岡本啓史氏を講師にお招きし、「4大陸・6勤務国・36ヵ国への国際教育支援を通して得た学び」と題する講演をしていただきました。

当日は学外からの参加希望も多く、約70名の方が講演会を聴講しました。現在岡本氏は、教育専門家として3か国の教育支援に関わっていらっしゃいますが、これまで教育者・生涯学習者・パフォーマーとして世界4大陸・6勤務国・36ヵ国で教育支援に関わってきたご経験をお持ちです。今回のご講演ではこれまでの生い立ちや、国際支援の道を進むことになった経緯の他、実際に教育支援で関わった現場での経験についてお話しして頂きました。本講演会のために6つ勤務国でのストーリーをご準備していただいていたのですが、実際の講演会ではZoomのアンケート機能を使って聴講者の皆さんに投票してもらい、要望の声が高かったモーリタリアとモンゴルでのお話をしていただくことになりました。様々な国際支援活動をご自身の「学び」ととらえ、開発支援の最前線でご活躍されている岡本氏の大変貴重なお話に刺激を受けた学生や聴講者の方も多くいたようです。

今回の公演会はZoomのアンケートやチャット機能を活用し、聴講者の方々とインターラクティブな形で講演会を進めていくという、新しい試みを行いました。講演後のアンケートによると、この参加型講演会は好評で、80%以上の回答者の方が今回の講演会の続編があれば参加したいと回答していました。次回開催への期待が高まります。

この講演会の模様は11月20日~12月13日までmanabaにて動画配信されました。