題目:これからの日本社会における公共サインのあり方と研究の展望
講師:本田弘之氏(北陸先端科学技術大学院大学教授)
開催日:2019年12月20日(金)
場所:桜美林大学新宿キャンパス
2019年12月20日(金)、北陸先端科学技術大学院大学教授の本田弘之氏に「これからの日本社会における公共サインのあり方と研究の展望」という題でご講演していただきました。外国人観光客だけでなく日本に住む外国人が増えた今、外国人が公共サインを読んで自由に移動できるようにすることが必要だとのことです。日本語がわからない人のためのピクトグラム活用の重要性、日英中韓の標準4言語ではもう対応しきれないこと、多言語サインの限界を解説してくださいました。日本の公共サインはヨーロッパと比較しても無駄なサインが多く、特に外国人の半数が日本語の固有名詞表記に使われているアルファベットを読めない、という指摘がされました。お手洗いなどの機能の表記には文字を使わずピクトグラムを使い、地名施設名には仮名表記、そして補助的にアルファベット表記を推奨するという提案が出されるなど、大変有意義な講演となりました。