公開講演会「タタール世界への誘い:ロシア第2の民族「タタール人」の言語と文化にせまる
2019年7月12日、タタール語・タタール文化の紹介を目的に、学内のスチューデント・コモンズにおいて公開講演会が行われ、本学学生および教職員21名のほか、学外から4名が参加した。講演会はタタール語を専門とする本学院生によって企画され、公開講演会「中央ユーラシアと日本の未来」の枠組みで実現に至った。講演会ではタタール料理や音楽、伝統舞踊のほか、日本とタタール社会の繋がりなど多様な視点から豊かで多様なタタール世界が紹介された。講演者の櫻間瑞希氏(本学博士後期課程)は「日本ではあまり知られていないが、この国に初めてやってきたムスリム移民はロシア革命から逃れてきたタタール人だった。日本とタタール世界の繋がりをより多くの人に知ってもらいたい」とコメントを寄せる。参加者からは、近くて遠い隣国ロシアの多様性に驚くとともに、タタール語を学んでみたいといった声も寄せられ、本講演会は成功裏に幕を閉じた。