2022年9月22日(木)、23日(金)、NipCA フェロー指導教員のタック 川﨑 レスリー氏が、英国ラフバラー大学で開催された「第8回 国際報道・政治ジャーナル(IJPP)」の総会に参加しました。IJPPは、政治コミュニケーション分野における主要な学術誌のひとつで、年次総会は最先端の学術的研究を発表する場として高く評価されています。今回は50名以上の研究者が集まり、多角的な視点から現在の政治コミュニケーションに関する議題について話し合われました。
総会は9月21日(水)、ジョージア州立大学准教授の中国政治コミュニケーション専門家である、マリア・レプニコワ氏の基調講演で始まり、その後開幕晩餐会が開かれました。
タック 川﨑氏は、22日の会議初日に、メディア、多元主義、民主主義に関するパネルで議長を務められ、23日には、“New Political Actors in the Electoral Process: Japan’s Election Management Boards Online” (選挙プロセスにおける新たな政治活動:日本の選挙管理委員会とオンライン)と題しプレゼンテーションを行いました。この発表は、タック 川﨑氏が進めている研究(選挙管理委員会などの公的機関が、投票率向上のためにオンラインやメディアを含む様々な媒体をどのように活用しているか)を共有する、またとない機会となりました。(選挙管理委員会は、日本にとって重要な役割であり、古くから選挙ポスターの配布に関する業務や、立候補者の個人情報に関した情報提供など、厳格に管理された手続きを通じて選挙関連情報を発信する重要な役割を担ってきました。)
総会は23日の夕方、ラフバラー大学のホリウェル・パーク・コンファレンス・センターでのレセプションをもって、閉会しました。
タック 川﨑氏は、NipCAプロジェクトからの激励と資金援助により、この名誉ある総会に参加し、世界各国の研究者と政治的コミュニケーションに関する学術交流に参加する機会を得たことに大変感謝しています。