2024年3月15日(金)、第6回Borderless Onsite Meetingを国際局グローバル・コモンズとの共催で開催しました。
今回は、トルクメニスタン出身の第1期NipCAフェロー(NipCA Fellow 2019)であるゲルディエヴァ・ミヴェゴゼルさんに、「Turkmenistan: A Journey through Culture and History」と題するテーマでお話しいただきました。さらに今回は特別に、トルクメニスタン大使館の一等書記官であるYAZMAMMEDOV Guvanchmuhammet氏もご出席され、大使館からも伝統的な工芸品や装飾品などをご展示いただきました。また、ミヴェゴゼルさんがトルクメニスタンの伝統料理を振る舞い、参加者全員でその味を楽しみました。
今回の発表では、雄大な自然とシルクロードの古代遺跡、そして近代都市が融合したトルクメニスタンと、そこでの日常生活の魅力が語られました。
はじめに、白い大理石に覆われた壮麗な首都アシガバードを、豊富な写真を交えて紹介いただきました。この街に建つアレム中央文化センター、独立記念碑、テレビ塔、結婚式宮殿、アシガバード国際空港、教育省の建物などモダンでユニークな建築物の数々は、参加者に新鮮な印象を与えました。
次に、カラクム砂漠のダルヴァザにあるガスクレーターが取り上げられました。このクレーターは1971年の事故によって形成され、その内部では数十年間にわたり天然ガスが燃え続けています。そのため、「地獄の門」と呼ばれ、世界中の観光客を魅了しています。そのほか、スルタン・サンジャール廟やシルクロード最古の都市メルヴなど、アシガバート以外の魅力的な場所についてもお話しいただきました。
トルクメニスタンの日常生活についても、バザールや食文化に焦点を当ててその魅力を語っていただきました。たとえば、トルクメニスタンのパン、茹でた羊肉、玉ねぎ、黒コショウなどで作られる「ドグラマ」や、その他さまざまな伝統料理が豊富な写真とともに紹介され、参加者の関心を引きました。
最後に、参加者はトルクメニスタンの伝統的な装飾品や帽子を実際に身につける体験をしました。このように、本イベントはトルクメニスタンの文化や暮らしに触れる貴重な機会となりました。