2020年10月30日(金)、TGSW2020のデジタルポスターセッションにNipCAプロジェクトから梶山祐治UIA、インセバィエヴァ・サビーナ研究員、グロマリエフ・シラリ研究員の3人が参加し、オンラインセミナー「中央アジアの文化とアイデンティティ」を開催しました。このセミナーはNipCAプロジェクトの研究チームが主催、山本祐規子准教授が司会を務めました。

 

NipCAプロジェクトコーディネーターの梶山祐治UIAは、キルギスの現代映画に関するプレゼンテーションを行いました。遊牧民文化、イスラムの伝統、アニミズムに特に注意を払った講演の中で、参加者は、キルギス映画の歴史やキルギス映画の現代の動向について学ぶことができました。インセバィエヴァ・サビーナ研究員は、現代のカザフスタン音楽とその音楽がカザフスタンの国家アイデンティティを構築する役割に関する発表を行いました。講演の中で、カザフスタンの音楽 – Q-POP、およびカザフスタンの新しい若者の新しい動きに特に注意を払っていました。グロマリエフ・シラリ研究員は、イランを構成するワヒー族を中心にした発表を行いました。グロマリエフ博士の発表では、「北部」と「南部」のパミール語、タジキスタン、アフガニスタン、パキスタン、および中国におけるワヒー語の歴史についても学ぶことが出来ました。