サマトヴァ・ノディラ   

倶知安町にある倶知安風土館では、時を駆け抜けるような体験を味わうことができました。歴史愛好家・自然愛好家、また文化的知識を深めたい人など、この博物館は誰もが魅了される展示が豊富にありました。 

私の冒険は、入り口にある倶知安町の巨大地図に踏み入れる所から始まりました。足元を見下ろすと倶知安の町並みだけでなく、羊蹄山やニセコ連峰の雄大さにも見とれました。2001年に撮影された航空写真は、過去を覗くことができる窓のように、長年にわたる景観と町の移りかわりを表していました。 

風土館で興味をそそられた展示のひとつに、ゼロ戦の翼があります。この翼は、第二次世界大戦中、航空機の着氷現象の実験・研究に使われたゼロ戦のものです。元々はニセコアンヌプリ山頂に投棄されていましたが、1990年に北海道新聞社によって発見されました。2004年以来この翼は倶知安風土館に展示されています。この展示は、倶知安町と世界との歴史的つながりを痛切に思い起こさせるものでした。 

風土館の中でも特に魅惑的だったのは、過去にタイムスリップした気分になる、前世紀の日本人が使っていた本物の家財道具を観覧できるコーナーでした。昔の日常生活を垣間見ることで、過去の文化やライフスタイルを楽しく理解することができました。さらに、過去100年間の地元の広告や物品が展示されており、この地域の商業的歴史を覗き見ることができました。また、昔の日本の教室を再現した展示もあり、日本の伝統的な教育方法について学ぶこともできました。  

倶知安風土館を訪れれば、自然の美しさや歴史の深さ、文化の豊かさなど、様々な魅力が融合した示唆に富む旅が待っています。地元民であれ倶知安の知られざる宝を発見したい好奇心旺盛な旅行者であれ、この博物館は過去と現在の両方の視点において、間違いなく印象に残る必見の場所になるはずです。