2022年7月25日(月)、第10回 Special Lecture and Discussion “Central Eurasian Studies in East Asia and Beyond”を開催いたしました。
今回はMariam Bibilashvili氏(筑波大学SPJESコーディネーター)をお招きし、
Palgrave Macmillan社から出版予定の著書 「Towards the ‘Normal’ State: Georgian Foreign Policy Between Russia and the West」についてご講演いただきました。

セミナーはZoomを使ったオンライン形式で行われ、一般にも公開されました。
本イベントは、the Special Lecture and Discussion Series “Central Eurasian Studies in East Asia and Beyond”の一環として行われ、
この分野における最も顕著な研究成果を紹介するために企画された複数のセミナーで構成されています。

司会進行はダダバエフ先生(人文社会系教授)が務められ、
過去の講演会はTsukuba Central Eurasian Studiesの
Youtubeチャンネルで見ることができる旨をお知らせいただきました。

冒頭、Bibilashvili氏は、筑波大学にて執筆した博士論文をもとに今秋出版される予定の書籍についてご紹介されました。
著書はジョージアの外交政策に対して独自の歴史的読解をもたらし、国際関係学の分野に貢献する内容になるとのことです。
Bibilashvili氏の研究は、主流の国際関係論における西洋の理想の優位性と西洋中心の非歴史的性質に疑問を投げかけています。
また、Bibilashvili氏は講演で、現在の研究について、国家指導部が作り出す公式の言説に主に焦点を当てている点において限界があると言及されました。
Bibilashvili氏は政治的言説の中に存在する競合するあらゆる言説を対象とすることで、このテーマのさらなる発展に貢献されています。

本講演会の様子は、以下のYoutubeチャンネルで公開されています。
https://www.youtube.com/channel/UCtgSe6atrw84WOQTyo4iUkA

本講演会シリーズは引き続き秋に開催される予定です。ご期待ください。