2020年9月11日(金)~18日(金)、当プロジェクトの担当教員である、山本祐規子准教授がEnglish as Medium of Instruction (EMI)の研修を受講しました。EMIとは「英語が母国語でない学生に英語のみで専門科目の授業を行う」というもので、近年注目を浴びている教授法のひとつです。本研修はイギリスのオクスフォード大学の応用言語学の研究者とOxford EMIセンターが共催したもので、筑波大学からは今回3名の教員がこの研修を受講したそうです。
このEMI研修は世界各地で開催されていますが、今年度はオンラインでの開催となったため、時差のない日本と韓国の高等教育機関で教鞭をとる教員を対象とした研修になりました。この研修では朝から夕方まで各自、Moodleを活用した自主研修を受け、夕方からはライブによるオンライン講習を受けます。ライブ講義では最新の研究に基づいた講義に加え、日韓両国の大学で日々英語による授業を行っている先生方と共に、現場でのジレンマやその工夫などについて毎日議論を交わす形をとっていたそうで、山本先生は自分のスキルを振り返る良い機会となり、とても内容の濃い充実した一週間を過ごしたと語っていました。
山本先生は8日間の研修を経てOxford EMI Trainingの認定書を取得しました。研修で得た知識、経験、ネットワークを今後どのように活かしていけるのか、今から楽しみだとのことです。