八重山諸島での研修3日目に、サンゴの研究センターを訪れました。ここでは、島の海岸近くの水域全体に分布するサンゴ礁を研究しています。

私たちはまず施設内にあるサンゴの骨格標本などを見学し、この地域のサンゴ礁をはじめイグアナやカエルといった動物相に関する簡単なレクチャーをうけました。

その後部屋に移り、センターの活動や目標についてのレクチャーを受けました。レクチャーは、まずサンゴに関する一般クイズから始まり、島周辺のサンゴ礁の状況や海洋汚染からくる悪影響など、サンゴ礁が直面している問題を紹介してくれました。また、八重山諸島周辺のサンゴの種類はグレート・バリア・リーフよりも多い、といった八重山諸島のユニークさを示す興味深い事実も多く教えてくれました

   

施設を見学して感じたことは、島々の独自性を維持するためには、水資源や海洋の汚染、地球温暖化問題など、地球規模の問題を解決するための行動を開始する必要があるということです。