NipCAフェロー2021年度生(第3期生)スヴァノヴァ・ユルドゥズホンが、「ウズベキスタンにおける女性の活動」という題で発表を行いました。

ジェンダー問題と貧困に関する活動(エンパワーメント)という概念は、政策を通じた政府、国際組織、そして学会などで、多少の違いはあるものの同じコンセプトで語られています。しかしながらこの概念を用いて伝えられるメッセージと、この概念から施行された政策は異なったものとなっています。この概念は、語られる場所によって意味に食い違いが起きており、それによって国家そして国際レベルでの問題の解決策や政策が曖昧なものとなってしまっています。

本研究では、「女性の活動(エンパワーメント)」という用語が使用される際の相違点と定説を探り、異なる多くの場でこの用語が使用されることで、政策と実践の場にどのような影響を及ぼしているかを明らかにすることを目的としています。