タジキスタン出身のファランギス・ダブロノヴァです。私はロシア・タジク・スラヴ語大学を卒業し、法学の学士号を取得しました。

学部生時代は、国際ネットワーク「Y-PEER」でボランティア活動を行い、その後2年間はメディアマネージャーとして勤務しました。中央アジアでのジェンダーに配慮したコンテンツ制作を競う大会に勝利したのち、英国へのスタディツアーに参加し、CABAR.asiaのアンバサダーとなりました。加えて、ドシャンベのOSCEプログラムオフィスでは、ジェンダーチャンピオンネットワークのトレーナー兼メンバーを務めていました。大学卒業後は、UNICEFのイノベーションラボでメンターとして働き、そこでSDGsに関心を持つようになりました。

NipCAプロジェクトでは、社会開発の研究にとどまらない貴重な経験をさせてもらえるため、私は筑波大学に進学することを決めました。

私はこれまで、女性のエンパワーメントや、ジェンダー、そしてメディアの分野に関心を持って研究を進めてきました。現在、私はジェンダーとメディアの2つの分野の関連に焦点を当てて、ソーシャルメディアが、私たちのジェンダー認識にどのような影響を及ぼしているのか解明したいと考えています。私は、自分のこの研究が人々に社会的な利益をもたらし、グローバル社会の発展に貢献できること、そして筑波大学で学んだ経験が私に新たなキャリアや機会を与えてくれることを願っています。