テメルハノフ・アルトュル

ニセコ高橋牧場の訪問は、実にユニークで刺激的な経験をたくさんしました。この牧場は、6次産業化構想の好例となっています。6次産業化構想によれば、農産業複合体の働き手は、生産に従事するだけでなく生産物を加工・販売するインセンティブ報奨金を与えられています。この牧場では、チーズや乳製品の生産だけでなく、製品を独自に販売することを実践、さらに牧場内で生産された製品を使って場内でレストラン営業もしています。牧場内の施設はどれもモダンで清潔感があり、私達はレストランでの食事を堪能し、牧場内の売店でさまざまな商品を購入しました。 

また、高橋牧場マネージャー・高井さんによるニセコ高橋牧場の歴史とこれまでの歩みについての講義もうけました。高井さんは、事前に提出した我々の質問にすべて回答してくださり、またこの牧場経営の哲学についても話してくれました。オーナーは消費者の声に注意深く耳を傾け、レストランや売店の施設を牧場内に設置するなどの積極的な発展を続け、牧場の大成功を収めてきました。私は、このとても積極的な経営方針に感銘をうけました。 

 ニセコ高橋牧場は、観光客だけでなく地元民にとっても最高の観光スポットです。美しく広大な牧草地を散歩したり、さまざまな美味しいものを食べお土産を購入したりと、人々は充実した一日をここで過ごすことができます。これは他国や他地域でも実践できる素晴らしいビジネスモデルであり、帰国したら必ずこれらの知識を共有したいです。