2023年9月3日(日)~10日(日)、NipCAプロジェクト研究員のインセバィエヴァ・ナフィーサ氏が、James Madison University(米国)で開催された民主主義のための市民研究・学習研究会(ICSLD)に参加しました。

ICSLDは、University of Augsburg(ドイツ)、North Carolina State University(米国)、James Madison University(米国)の Madison Center for Civic Engagementからなるチームによって組織され、Tufts University(米国)とUniversity of Maryland(米国)からも支援を受けています。本研究会では、市民参加・民主主義・教育分野おける、さまざまな研究分野の経歴をもつ人々が集まりました。

参加者は8日間にわたり、市民社会の制度や役割、市民参加の重要性に関する有意義な議論や共同作業に取り組むことができました。研究会では、ブレーンストーミング方式を行い、市民が地域社会に積極的に参加するため、どのような知識とスキルが必要か、という最先端アプローチを開発するためのプラットフォームを提案しました。

インセバエヴァ氏による国際開発の専門的知識は、研究会での議論に重要な役割を果たしました。彼女のユニークな視点は、議論にグローバルな次元をもたらし、国境を越えた民主化への取り組みの相互関連性に光を当てました。本研究会では、民主的で公正な世界を目指す上での市民参加の総合的なアプローチの重要性と、国際関係の複雑さに取り組む必要性を強調することができました。